株式会社福原精機製作所|世界トップシェアを誇る神戸の丸編機メーカー

人事担当者からのメッセージ(11月)

 一気に秋が深まってきました。紅葉も見頃を迎えていますし朝夕の空気は凛としていて冬の訪れを予感させます。 それでも秋にはもう少しとどまっていてほしいって思う今日この頃です。お変わりありませんか?衣替えもままならないほどの忙しい季節の移ろいです。くれぐれもお身体ご自愛ください。さて「秋は夕暮れ」と清少納言が枕草子で書かれているように、秋は夕暮れの時間が印象的な季節です。夕暮れ時のことを黄昏時(たそがれどき)とも言いますが、これは夕暮れで薄暗い中、景色が黄金色に輝く時間帯を示す言葉のようです。この黄昏時の語源は「誰ぞ彼(たれぞかれ)」だと言われていて日が暮れて薄暗くなって相手の顔が見えにくくなって「あれは誰だろう?」と思う時間帯と言うことで「誰そ彼:たそがれ」になったのだと言われています。また黄昏時は「人生の黄昏時」などと表現されることがあって夕暮れ時の沈みゆく太陽を人生の落日という意味合いで使われたりします。長く私のメッセージをお読みいただいた方々は、もうお気づきかもしれませんね。突然で申し訳ありません。私が書く人事担当者からのメッセージは 今回が最後になります。1999年にアップを開始して以来、実に24年間も継続してきましたが私が書く人事担当者からのメッセージとしては、これで終止符を打つことにします。私がいつも冒頭に書いています「お変わりありませんか」の問いかけは、このメッセージを読んでいただいている、すべての方々に対して書いていました。また長く配信していますとメッセージを楽しみにしてくれていた方々もおられたようで従業員や採用内定者だけではなく遠く離れた県外のお取引先様や兵庫県や神戸市といった地方公共団体のご担当者様に至るまで様々な方々が私のつたない変なメッセージを読んでいただいていたようです。中には私の友人のように厳しい叱咤激励もありましたがそれも読んでいただいていればこそです。これまでお付き合いいただきましたファンの皆様、いつかどこかでお会いした際には、お疲れ様でした。と声をかけていただけると嬉しいです。最後に赤穂浪士で有名な赤穂藩の城主、浅野匠守が残したとされる辞世の句で締めたいと思います。「風誘う、花よりもなお我はまた、春の名残をいかにとやせん」名残はつきませんが皆様のご多幸を心より祈念いたします。長い間おつきあいいただき本当に本当にありがとうございました。          令和5年11月1日 兼平 勝